昨日はまた東北で地震がありました。
東北の震災から10年といっても、まだ余震が続く状況に怖さがあります。
なぜか今週はタイミングが合った、と言うと語弊がありますけど、ちょうど簡易の家屋補強となる
金物の取付工事がありました。
中古の家を購入された方で、地震や台風などの家の揺れが気になるとのことでした。
本格的な耐震補強は無理だけど、簡易的に家の強度を上げられないかとのことでした。
ということで、久しぶりに金物による補強工事をやらせてもらいました。
床下のコーナーです
火打ち土台が入っていませんでした
金物を取り付けるために下地穴
を開けます
コーチスクリューで金物を固定させます
取付完了です
家のコーナーや、各部屋のコーナーには土台のずれを防ぐために、火打ち土台という部材が入っています。
床下では火打ち土台、天井裏では火打ち梁というんですけど、この材が入っていないと横揺れなどに非常に
弱くなります。縦方向で言うと、筋交いという部材が同じ役割になります。
色んな補強工事がある中でも、一番簡易な補強工事と言えるかもしれませんが、コーナーや部材同士の継ぎ手の
部分などに金物を取り付けるだけで、ぐっと強度は上がります。
壁を壊したりすることもありませんから、費用的には本格的な耐震工事に比べ、2割から3割程度の価格で済みます。
工事期間も3,4日程度ですし、普段通りの暮らしのままで結構です。
こんなわけで、簡易的な耐震補強、家屋補強をされる方が多くいらっしゃいます。
特に平成以前の建物には必要だと思います。
もし、気になる方がいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしております!
ということで、今週もありがとうございました。