本来、日本の家は高温多湿の気候に合わせ、自然や四季との調和を考えた知恵の結集した家でした。床下は高さを十分にとった開放的なつくりでした。その結果、四季を通じて自然の風が床下に取り込まれ、木材にとっても良好な環境が保たれていました。
現代住宅は、高断熱高気密が進み、近年その弊害が指摘され始めています。住まいの換気不足による様々な問題は重大な問題になっています。
床下の湿気による木材腐朽菌やシロアリ・ダニなどの害虫の発生。
これは建物自体の強度劣化の原因でもあります。建物をいつまでも健全な状態に保つためにも、床下の換気はとても重要なのです。