2022年04月24日

布基礎のクラック補修

だいぶ気温も高くなり、汗を流すことも多くなってきました。

ヤマトシロアリの羽アリ群飛もそろそろかと思っています。

そんな中、今週は布基礎のクラック補修のご紹介です。

ご存じのように、現代の住宅はベタコン、布基礎の上に建っています。

コンクリートの打ち具合、季節によってだとか様々な理由でひび割れすることがあります。

もちろん、地震や台風による家の揺れなども原因の一つです。

基礎の内部には鉄筋が組み込まれています。

ひび割れたところから雨水や湿気が入り込むと、鉄筋を錆びさせることになります。

錆がひどくなると鉄筋が膨張し、内部からコンクリートを割ってしまうこともあります。

これをコンクリートの爆裂といいます。

こうなると基礎の強度はがた落ちとなり、家にも多大な影響が出ます。

ひび割れが生じた時点で、極力早く対処しておけば、そういった心配も軽減できます。

もし、ご自宅にそういったひび割れがあるという方は早めに対処してください。

ホームセンターでクラックスケールというひび割れを測る道具も売ってます。

基準として、0.5ミリを超える幅のひび割れは要注意です。

今回の写真はそんなひび割れを補修した際のものです。

 

 

基礎クラック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基礎クラック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラック補修したところ

 

 

 

 

 

 

 

クラックの隙間にコンクリートの補修材を流し込んで補修していきます。

今回はクラックの補修だけで済みましたが、次の段階では布基礎全体をエポキシ樹脂という

基礎を強化するための工事が必要になります。

更に悪化すれば基礎を増し打つ(基礎の厚みを増す工事)ことにもなり、費用も桁違いです。

 

何事もそうですが、早めに対処することが肝要です。

ヒビなんて、どこの家でもあるとか言う人もいますが、そんな話を真に受けると大変です。

基礎やコンクリートの知識がない、としか思えませんもの!?

 

もし、気になる方がいたらご一報をお待ちしています!

ということで、今週もありがとうございました。